片付けは加速度的に進む
こんばんは。まつのき食いです。
今日も私が片付けをしていて感じたことを紹介します。
それは「片付けは加速度的に進むので、道のりは長そうに見えても、見た目ほど大変ではない」ということです。
まず一歩進む
私は以前、いろいろなものの「空箱」をとっておくほうでした。
商品の箱はそれ自体がきれいだったりするし、「割れ物や大物は引越しの時にジャストサイズの箱があると便利」と思っていたし、「売る時にも役立ちそう」と思っていました。このように空箱をとっておく人は多いのではないかと思います。
しかし、片付けを始めてから、特にいらないと思うようになりました。ジャストサイズの箱があっても意外と引越しの時に便利と感じたりはしません。再梱包するのはけっこうめんどうです。新聞紙でくるむほうが楽です。
そういうわけで、「空箱」を捨てるようになりました。紙でできているので虫やほこりの原因にもなりますし、ある物の箱をとっておくということは、その物2つ分のスペースが家に必要になるということです。
一歩進んだ結果
「空箱をとっておかなくてもいいや、捨ててもいいや」というマインドセットができたことで、私は一歩進むことができました。
その結果、目に見える空箱は大体バコッと畳んで古紙回収に出せるようになりました。
物を捨てるとき大変なことのある程度の部分は、「これは捨ててもいいか」「どうやって捨てるのか」を考えることです。「これは捨ててもいい、捨てるときはこうしてこうする」という考えが一度できてしまうと、その種類の物を捨てるのはとても楽になります。最初の1個目の箱を捨てるのとは比べ物にならないくらい楽です。これ以降、出てきた空箱は全部ただの資源ごみに見えるようになります。
さらに進めるようになる
そうして物置にあった空箱を取り出し、畳んでいると、その箱の奥にあったものが目に入りました。それは以前使用しており、汚れてきたので使うのをやめたと思っていたチープなビニール製のキッチンマットでした。
まぎれもなくごみでした。汚れたから捨てたと思っていたものです。二度と使うことはないでしょうし、ほしがる人もいないと思います。迷いなく捨てました。
このように、「ごみを捨てると、後ろからごみが出てくる」のです。見えていなかったものが見えるようになります。最初の一つ目はいわば壁でしたが、その壁を1枚取り去ってみれば、片付けは楽になります。
手をつければ着実に進む
片付けをおっくうにする要因の一つは、「途方もないと感じられること」だと思います。
しかし、一つ捨てれば、同じようなものは次々に捨てることができ、壁が取り去られることで、ほかにも捨てていいものが存在していることに気づきます。
今回は「空箱」というややボリュームのあるものの例をあげましたが、もっと別のものにも当てはまります。たとえばプリントの山があり、それがいらないと思っていながらも、途方もなく見え、名前が書いてあるので捨てづらいと思っていたとします。しかし、「名前のところを切って、重ねて切り刻めばいい。その他の部分は束ねて資源ごみに出せばいい」と気づき、やり始めれば、迷うことはありません。時間はかかるかもしれませんが、粛々と進められるので、苦にはならないのではないでしょうか。
その間に、個人情報すら書いていないどうでもいい紙も発見されるかもしれません。それは弾みで捨てられるでしょう。
何か一つ課題を解決すれば、物事は一気に進みます。このことを、片付けを通して実感することができました。
やろうと思っているけれどおっくうでできない人の背中を、少しでも押せれば幸いです。