私の家が片付かないのも全部社会が悪い

断捨離がんばろうブログです。社会批判は特にありません。

「まだ使えるのに捨てるのはエコじゃない」と思ったら

こんにちは。まつのき食いです。

今日は私の片付けがなかなか進まなかったときの考え方と、それを乗り切った方法を紹介します。

使える物を捨てるのはもったいない、エコじゃない

これは、私が不用品を捨てようという行動を最初に始めたころに親に言われた言葉です。

この頃ははずみがついていたというべきか、とにかくやるぞ! やるぞ! というような、勢いのある状態でした。必要なものまで捨ててしまうというのは、こういう状態のときにありがちだと思います。

それを止めてくれたという意味では有益な声かけだったかもしれませんが、私はこれですっかり出鼻をくじかれてしまいました。

もったいないのは捨てることではない

まだ使えるのに捨ててしまうことは、確かにもったいないことです。

しかし、「まだ使えるけど、これ捨てちゃおうかな?」という思いつき。その後には、「いらないし」「使ってないし」という言葉がつくはずです。

「捨てちゃおうかな?」という考えに至っている時点で、そのものは「もったいない」状況に置かれていると思います。

「いらないのに買った」のか、「飽きたからいらなくなった」のか、「役割を終えた」のかわかりません。しかし、今はっきり言えることは、「捨てるのがもったいない」のではなく、「使われていないことがもったいない」のです。

ゴミ袋に入れられないなら、努力して譲る

環境のことなどを考えて、またはただなんとなくもったいなくて捨てられないのなら、メルカリなり、寄付なり、ブックオフなりを利用して、他人に譲ればいいでしょう。少なくとも、誰も使っていないのなら、その家にはいりません。「あとで使うかも」はだいたい使いません。「使っていなくてごめん」と謝って、活躍の場へと送り出しましょう。

私はメルカリを多用しています。ここで購入されたものは、大体の場合、求められているからです。

メルカリを使う際のポイントとしてお伝えしたいのは、ここを使うのには努力が必要だということです。お金を稼ごうなどと思うべきではありません(片付けのために使うのであれば)。

寄付も、寄付される側の意向をよく理解して渡すべきです。

ブックオフは一番楽ですが、やはり非常に低価格をつけられることが多く、がっかりする人が多いようです。しかし、物にとってはうちにいるよりマシです。それに、家にあっても一円にもなりません。

私は親が送ってきた新品のスカートをタグ付きのままブックオフに売りました。元値は4万円ほどでしたが、400円でした。これはかなり高く売れたほうです。

エネルギーの無駄だからゴミ箱に入れろ!早く!という人もいるでしょうが、罪悪感を抱くくらいであれば、努力してもいいのではないでしょうか。何より、努力して物が次に繋がれば、一石三鳥です。「家は片付く」し、「物は使われる」し、「心も晴れ」ます。

罪悪感を利用する:もう買わない

えいやっで捨ててしまう方法もあります。その際は、「ごめん」という罪悪感が生まれるかもしれません。物に対してなのか、地球に対してなのか、両方かもしれません。

その罪悪感は、利用しましょう。大袈裟に言えば、罪を背負って生きるのです。息苦しいかもしれませんが、結局メリットになります。どういうことかというと、「もう同じ状況を作らない」という心持ちにつなげるのです。

買い物の前に、「本当にこれは必要か」「いつか、あの時捨てたあれのように、ほこりまみれになってゴミ袋に押し込めることになるのではないか」「だったらもう少し買うのは待ってもいいのではないか」そういうふうに考えます。

すると物が増えないどころか、お金も減りません。

「同じ過ちを繰り返さない」ようにすれば、地球にとってもやさしいのではないでしょうか。

そもそも捨てるのがエコじゃないわけじゃない

エコの話をすれば、結局作っている時点でもったいないのです。作りすぎたものを買うことは、環境破壊に加担していることになります。「必要以上は買わない」これが一番エコです。

環境に悪いからといって物を持ち続けていたって、いつかはゴミになります。今捨てるか、私たちが死んだ後捨てられるか、それは同じことです。

使っていないものを捨てないことは、先送りしているだけです。

よく「断捨離のリバウンド」というのを聞いたことがありますが、これは、それを理解していないために起きているのだと思います。部屋のスペースが空いたから新たにこれを入れよう、と考えるのは片付く考え方ではありません。

必要のないものを家にいれないこと、これが一番片付くだけでなく、地球にとってもいいことです。

実際

私はこれらの考え方を併用しています。

思い入れの大きく、価値もある、けれど箱の中に押し込められていたようなものはメルカリで売ったり、自分で作った服などはゴミ袋に入れています。衣類など、リサイクル回収の機会があれば、積極的に持ち込んでいます。

少し前、ニトリでカーテンの回収をしていました。普段は捨てにくく後回しにされていたカーテンですが、交通機関を乗り継いで袋いっぱいのカーテンを持参しました。ポイントはつけてもらいませんでした。「得をしよう」と思わないことが大切です。

ゴミを再利用してエコにしよう、とかは部屋が完全に片付いたあとにやりましょう。家にゴミを入れ続けている時点で、まだエコな生活などを考える資格はないのだと考えて、私はやっています。